先日仕事で学校案内の撮影をするため、受け持っているクラスの子達を集めて撮影協力をしてもらった。昨今SNSなどで顔を写したくない子もいるので、許可してくれる子だけ集まって撮影したグラフィックデザイン科のイメージ撮影だ↓
撮影でカメラマンがいい感じのアングルで撮影をしてくれているが、今回1年生主体で撮影協力してもらったのには訳があり、この撮影自体の空気感とか、どういう指示で撮影が進んでいくのか、実際どんな写真が撮影されてどう活用されるのか、まさにグラフィックデザインの現場の流れの一部を体感して欲しかったのだ。
何気なく過ごしているいつもの教室、いつもの課題、いつもの手元、でもそんな日常の風景が、撮影の力によってある一種の魔法がかかり、それが更にグラフィックデザインの力によって見る人の心を揺さぶるモノに変化していく、そんな面白すぎる現場に今自分たちがいること、そしてそれを作る人間に自分がなるんだっていう楽しさを改めて感じてもらいたいと思った。
今回カメラマンに頼んでいつもとちょっと違う写真の撮り方にもチャレンジしてみたりした。
楽しそうなビジュアルを作りたい、カッコいいビジュアルを作りたい、そんな単純な想いから始まって、じゃぁ具体的にどんな写真を撮影するべきなんだろう、どんなポーズがいいんだろう、という感じで次から次へと数珠を繋ぐように、アイデアをリンクしていく考え方ができるようになって欲しい。
表情やポージングを変えるだけでまったく違うニュアンスのビジュアルに変化したり、要はビジュアル表現って自由自在になんでもできる、できるんだけど完成に到達するまでにはいろんなモノを試さなきゃいけない、失敗しなきゃいけない、原点回帰しなきゃいけないこともある。
時間をかけて繋げた数珠をもう一度バラバラにしなきゃいけない…それが若いときは嫌々でしょうがないのよ(笑)
『学校で学ぶ3年間なんて現場に入った3週間みたいなもの』って昔誰かが言っていたが、確かにそのとおりだと思う、でもこの3年間がなければいきなり現場に3週間入ったところで何も始まらない、学校という場所でどれだけ『なんとなく楽しく』『タメになる経験とチャンス』を与えてあげられるんだろうか…。
いやもう考え過ぎて… ←損な性格
そんなことを四六時中頭の中で考え過ぎて、ふと気がつくと『社会に出たら厳しい現実が待っていること』とか『精神的にもっと打たれ強くしてあげたい』だとか、クソ真面目なつまらない方向に教育方針が傾き始めてしまっている自分がいたりするから困ったものである。
そんな時は卒業生からもらった誕生日プレゼントを見ながら自分が原点回帰する。
このキャプテン・レックスというキャラはスター・ウォーズに出てくるキャラで、オーダー66(クーデター作戦)に洗脳されなかったクローンの1人。
それを良い意味で学校の教育方針に染まらない僕とリンクしたらしくプレゼントしてくれた、思い入れのあるフィギュアだ。
もっとバカになってリラックスして教育現場にいなくては、つまらない組織に飲み込まれて、本当に楽しい現場を子どもたちに与えられなくなってしまう。
そういえば、過去にも
子供をキッザニアに連れて行った時にふと思ったこと
ついつい仕事の嫌な部分ばかりに焦点を当てている自分だが、もっと単純にキラキラしていて子供たちの憧れる職業に今自分が立っていることを忘れてはいけない、キッザニアに来て学んでいるのはもはや我々大人の方なんじゃないだろうか……
https://mono-stock.com/blog/?p=30490
そう…そうなんだよ…グラフィックデザイナーって実はもっとカッコよくて、キラキラした職業でもあるんだということを教えるためにここ(学校)へ来たはずなのに。
いつの間にかすぐ忘れる。
ブログを書いて自分自身を整える
それにしても、いったい誰がこんな記事を見て楽しむのだろうかと…常々思いながらPCに向かってタイピングしているんだが…
脳内で考えてることをブログに書き出して、自分自身のストレスを解消しながら気持ちを整えている、他ならぬ自分の為に書いているという答えにしっくり来ている。
さぁ…怒涛の2月が始まるぞ…
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