最近の100円均一って、なんだかすごく充実していませんか?
数年前の売り場から考えてみても、色んなアイテムが増えて便利グッズから遊びに使えるものまで、ありとあらゆるジャンルを網羅してきている。
なんともいい時代になったものだ…
ここ最近よく目にするのが↑ミニチュアシリーズである。 様々な人形やフィギュアの装飾としても使えるこのミニチュアシリーズのバリエーションが増えてきて大変興味深い。
売り場を眺めているうちにミニチュア木箱なるものを見つけた、最近ハマっているオモ写に使えそうなアイテムなので試しに4つほど購入してみた。
こんな感じで、持っているフィギュアのスケールにピッタリな感じだ。
しかし…気になるのが、このプラスチック感丸出しというところ…100円にしてこのクオリティなら十分すぎるのはわかるが、フィギュアと一緒に撮影したとしても世界観が失われてしまうところが残念である。
ということで、今回はこの100円の木箱がどの程度リアルになるか、カスタマイズしてみたので紹介してみたいと思う。
リアルにしたいならスミ入れは欠かせない
色々なプラモデルで活躍している、リアル表現の代表スミ入れ用塗料をまず使ってみようと思う、今回はペンタイプではなく綿棒などに染み込ませて使うMr.ウェザリングを使用。
↑見本はシェイドブラウンだが、今回使用したのはマルチブラックです。
スミ入れをする前の状態とスミ入れしたての状態を比べてみる、もともと木目調の細かな模様もついていてそこにもインクがキレイに流れ込んでいくので、スミ入れしただけでも十分リアルになる。
さらにリアルにする!!
スミ入れだけで終わりでも良いのだが、今回のウェザリングアイテムはなんせ木箱なので、年季の入った自然の汚れを追求する必要がある ←必要ではない
そこで登場するのが、タミヤウェザリングマスターである。
これもスミ入れ塗料と同じく、様々なプラモデルをリアル表現してくれるのに欠かせないアイテムなので、一つ持っているだけでだいぶ重宝する。
もし万が一これを切らしていたとしたら、嫁のアイシャドウでもぶっちゃけ対応できるような気がしているが、自殺行為なのでやったことはない。
一見ポンポンしているだけで、何も変化していないように見えるが、しっかりジワジワと深みが増しているので、やり過ぎに注意したいところだ。
仕上げはつや消しマット
スミ入れ・ウェザリングマスターまで来ると、よく乾燥させないと手が真っ黒になるので、間違っても作業中にお気に入りのフィギュアを触らないように注意したい。
このウェザリングを定着させるという意味でも、トップコートは欠かせない。
つや消しクリアスプレーを軽く吹き付けてしっかり乾燥させる、ちなみに←太字で軽く吹き付けてと書いててあるのは、非常に重要だからである。
僕はしっかり吹き付けたお陰で箱が真っ白な霜が降りた状態になってしまい、除光液(うすめ液)で擦り落とす作業が増えてしまったのでくれぐれもかけ過ぎは注意が必要。
でもそれはそれで、白い汚れがホコリっぽい感じで残ったため結果オーライにはなった。
木箱なら何かしらのメッセージがあってもよい
木箱ってそもそも輸送する際の外箱として使用されることが一般的なわけで、大体が何かしらのメッセージのプレートやステッカーが貼ってあるほうが自然ではないだろうか? ということでPCでサイズを合わせてステッカーを作ってみた。
一部オリジナルでデザインしているが、ネット上で素材としてダウンロードしてきたものもある、サイズに関してはIllustratorの四角ツールで先に適正サイズを描いておいて、そこにステッカーのサイズを合わせて配置してある。
これを好きなところに貼り付けていくのだが、貼り付け方にも工夫が必要で、同じところに同じようなステッカーを配置していまうとフィギュアと一緒に撮影したときにどうにも胡散臭い量産型になってしまうので、なるべく違うステッカーをまんべんなく貼ってあげたほうが良い。
最後にステッカーの上からもウェザリングマスターを軽くポンポンすれば、リアルな木箱に大変身である!!
よく乾燥させてからフィギュアと並べてみよう
如何だろうか? もはや100均のクオリティとは思えないリアルさと可愛さではないだろうか?
試しにビフォーアフターで並べてたが、雲泥の差である。 これならお気に入りのフィギュアもより引き立ち世界観を出してくれることだろう。
ちなみに、この木箱は小物ケースにもなっているため、フィギュアの小さな部品たちを入れておくにも重宝する。
是非皆さんもリアルなオモ写を目指されている方は実践して欲しい。
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