9月22日〜ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ ミュータントパニックが日本公開になり早速観に行ってきたわけだが、控えめに言って最高すぎたのでまとめ。
僕の好きなタートルズ
僕が一番好きなタートルズはなんといっても1987年から始まったアニメシリーズ!そこから1990年に実写版のタートルズが映画化!!この2つがなにより好きである。
https://turtlepedia.fandom.com/wiki/Main_Page
当時小学生だったころは、日本のアニメはないカラーリングやNYの下水道という斬新な設定に衝撃を受けてクラスの誰よりもタートルズにのめり込んでいたのは言うまでもない。
ところがその後の展開で、絵のテイストが変わり、実写版もなんだかグロくなり….正直全然自分の好きなタートルズではなくなってしまい興味が離れてしまっていて今に至る。

まぁ息子もタートルズが好きだったので、時代を越えてその時に流行っていたタートルズシリーズのフィギュアは買っていたけれど、やっぱり昔のドロドロした薄汚い感じがどうしても忘れられなかった。

それが今回すべてが元に戻ったというか、僕の求めているタートルズたちが返ってきた!! そんな嬉しさでいっぱいなのである。
具体的に良かった部分を紐解いていくと、本当のティーンエイジャーらしいタートルズがテーマになってるからだと思う。
今回の監督:ジェフ・ロウやプロデューサー:セス・ローゲンやエヴァン・ゴールドバーグは、楽しく親近感のあるタートルズが作りたいという想いから始まって、本当にティーンが描くようなノートの端っこの落書きをテーマにしている、だからゆがんだ線に めちゃくちゃな遠近法 線を曲げてあえていびつな形にす描写が昔のテイストを彷彿させてくれたのだと思う。
正確な描写をするためのCGをあえて歪んだ表現にして、わけのわからないミミズがのたくったような線を追加する、ものすごく斬新な表現で映画を作っている。
フィギュアが最高

そしてなんといっても、フィギュアが昔懐かしいパッケージを思い起こさせてくれるテイストになっているところがまた憎い、プレイメイトトイズが昔発売されたベーシックフィギュアに寄せて、フィギュアに付属している武器を無着色でプラモデールのゲージにくっついている様な状態で同梱しているのだ。


↑これが昔買ってもらったベーシックフィギュアのイメージ、この低予算で夢を作っていた時代を継承している感じが本当にたまらない。
ストーリーが好き
いつものタートルズの流れだと、悪役である宿敵シュレッダーを倒すことに奮闘するのだが、今回のストーリーのキーになっているのが「誰かに認められたい」という部分。
人間とは距離をおいて生きてきたタートルズや今回の悪役スーパーフライ、どちらも人間に認められたい、認めさせたいというゴールは一緒なんだけど表現の仕方が違う、お互いの正義がどちらも理解できるような感じの構成がなんだか非常に考えさせられたし、まぁ映画を2回観て2回とも泣いた。
そして旧作ではあまりなかった人間界と交流するタートルズのシーンが見れたことは、多くのファンが心の何処かで求めていたことだったのかもしれないな〜、ホント….エンディングが…もう涙で….
ティーンエイジの息子をタートルズだと思うことにした

そして何より最近変声期を終え、訳のわからんラップを口ずさみながら調子に乗っているうちの息子がまぎれもない10代で、親としてイライラすることも増えてきのだが、タートルズが息子だと思えばなんともカワイイじゃないかということ気がついたので残りの思春期はそれで乗り切ろうと思っている(笑)
ただ今回のタートルズは90年代ラップが沢山使われていることもあって(ア・トライブ・コールド・クエストの「Can I Kick It?」)は90年代のラップ、日頃は苛つくラップでもタートルズのラップはなぜかスンナリ受け入れられたので、車の中で息子とラップを一緒に聴く日が来るとは夢にも思わなかった次第である。
まとめ
昔のファンだから気が付ける場所
何度も観てみないと気が付かないところも多いが、昔のファンの心をしっかり掴んでるなと思ったのは、悪役で登場してきたビーバップ・ロックステディ・ウィングナット・モンドゲッコーたちは昔のフィギュアシリーズでもゲームでもよく登場してきたキャラクターだと言うところ。
そして劇中の乱闘シーンで車の中で一瞬流れている曲が、1990年代 映画ミュータント・タートルズ2のラストで流れたNINJA RAPを起用しているところもなかなかハイセンス。
今回で推しキャラが変わる

今まではラファエロがずっと好きだったのだが、今回の映画で完全に推しキャラがドナテロへ変わったのだ、、というのも日本のアニメオタクでメガネで末っ子で頭がいいっていうカワイイ四拍子なので….
彼の使っている棒に貼ってあるステッカーも実は日本のアニメのステッカーだったり、なにげに棒の下にはカタカナで「ドナテロ」って書いてあったりと芸が細かいところが好き。
今回最高だった点
- イラストのテイスト
- 音楽
- 声優(海外の方)スプリンター役がジャッキーチェンって(T_T)
- ストーリー
もはや何も言うことがない….とにかく最高である。ただ一つ気になるのは、、日本での盛り上がりがイマイチというところ…..僕のブログで少しでもタートルズファンが増えることを祈るばかりである。
コメント