レコード盤はココ最近また注目を集めているらしい、便利になってしまった世の中であえて面倒な作業をして音楽を聞くという部分が、今の若者を中心に再注目されているようだ。
そんなうちのクラスの若者からレコードについてもっと知りたいと言われたので、少しレコードの基礎知識をまとめてみると同時に、僕のターンテーブルを紹介しようと思う。
僕もレコードが大好きなのだが、残念ながらもう若者というジャンルには入れない中年のおっさんなのだが、もともとレコードを好きになったきっかけは、今の若者と同じなのかもしれない。
ビニールの円盤に針を落として、回転するさまを眺めながら音楽を聴くという行為にどうしようもなく魅了されてしまったのが中学3年のときだった気がする。
祖父母の家の屋根裏部屋は当時物置になっており、色んなアイテムが保管されていた、というか乱雑に散らばっていたので、その中をあさっているときに大量のレコード盤と出会ったのがきっかけ、昔懐かしいパッケージデザインに心惹かれ、知っているアーティストのレコード盤を持って帰ってきたのだ。
ターンテーブルも持っていないのに……
ターンテーブルはガジェットマニアな親父に聞けばなんとかなるだろうと思い、相談したら案の定自分が昔使っていた、テクニクスのターンテーブルを貸してくれた。
FM送信機を内蔵したレコードプレイヤーで、再生しているときにFMラジオで78MHzにチャンネルを合わせると音楽が流れるという当時では割りと優れものだったモデルだ。
同時に親父からレコードの手入れ方法やら、ターンテーブルの使い方を教わったのだ。
レコードの基礎知識紹介
レコード盤は特殊なモノを除いて5種類のサイズにわかれている。
SP盤と言われる今はすでに製造されない10インチのレコードを再生するために78回転のスイッチがついていないターンテーブルがあったりするので、ターンテーブルを購入する際に気をつけたい。
また7インチシングル(ドーナツ盤)は中に空いている穴が大きいので、ターンテーブルに設置する際にEPアダプターと言われるアダプターを付けないと再生できない。(一般的にはターンテーブルを購入すると付属してくる)
Crosley
それから数年間テクニクスを使用していたが、経年劣化もあり動かなくなってしまったので、新しくターンテーブルを購入したいなと思っているときに発見したのがCroslayである。
レトロなトランクの形状になっており、世界中の多くのファンから愛されているレコードプレイヤー・ターンテーブルメーカーである。
シリーズは7種類ほど出ていて、僕が使っているのはCruiser Deluxe(クルーザーデラックス)Fashion Colorsというツイードの外観の可愛らしいトランクモデル。
他にもレトロで可愛らしいモデルがかなりたくさん出ている。
自分のライフスタイルに合ったモデルやカラーをチョイスできる。
割りとコンパクトで重さもそこまで重くないので、電源さえ確保できればどこでも再生可能なところも魅力の一つ。 トランクの底部分にポートがあり、電源・アナログ(赤白)・LINE INがついている。
電源とボリュームは一体型のダイヤル方式、イヤホン出力は中についている。 実際ボリュームはかなり大きな音で内蔵スピーカーから鳴らすことができる。
AUTO STOP機能は、レコードの再生がすべて終わった後に自動停止するスイッチ、SPEEDは33・45・78の3種類で、先に解説したSP盤にも対応しているから安心である。
トーンアーム降下装置(オイルダンプキューイング)もついているので、レコードを回転させながらトーンアームをゆっくり降下させることができる。
もちろんEPアダプターも標準でついているので、購入してすぐドーナツ盤を聴くこともできる。
交換針もAmazonなどでも購入できるので、長い期間使うこともできそうだ。
Crosleyの欠点
クルーザーデラックスにはトランクの蓋を開けてレコードを再生する際に、LP盤のレコードが蓋に干渉して回転に支障が出てしまうという欠点がある。
海外ブランドなので、修理に出すとそれなりに修理費も高額になりそうな気がしたので、自分で修理してみた、ターンテーブルのベースの板を取り外し底上げをして写真の状態にすることによって、LPレコードと蓋の間に隙間ができるので干渉しなくなる。
僕はCrosleyを長年使っていて、トランクの形ももちろん好きなのだがレコードジャケットの置き場所が少し困っていたので、トランクのヒンジ部分を外して使っている。
レコードが気になっている皆さん、ターンテーブルをお探しであれば是非Crosleyを視野に入れても良いかもしれないです(^^)
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