2年ほど前のクリスマスに子供たちが飼いたいということで、責任持って面倒を見るという約束で2匹のハムスターが我が家にやってきた。
息子のハムスターは”ヤンキー”、娘のハムスターは”みかん”と名付けられ大切に育てられた。
ところが一緒に過ごし始めて2ヶ月ほどで、娘のハムスターだけ天国へ行ってしまったのだ…ゲージを昇り降りしている時に高いところから落ち、打ちどころが悪かったらしい…
仕事中に連絡が来た僕は
「冬だし、たまにショックで硬直することもあるから、しばらく暖めてあげなさい」
そう言い、わずかな可能性にかけることしかできなかった。
仕事から帰るとみかんは既に天国へ行ってしまっていた。
ハムスターの一件を一部始終見ていた嫁から、その時の娘の様子を聞くと、散々号泣したあと静かに起き上がり突然アクセサリーを編み始めたとのこと、、いったいどういう事なのかと思っていたら、どうやらみかんの棺に入れてあげる枕花としてアクセサリを編んでいたらしい。
幼い子供が大好きだった友達の死というモノを理解して、悲しみを乗り越える力をみかんは娘に与えてくれたようだ。
次の日、家族みんなで家の庭にみかんを葬ってあげた、小さな棺には娘が作った枕花のアクセサリと、天国でお腹が空かないようにたくさんのヒマワリのタネと一緒に。
あれから時は経ち、娘の大切なノートには今でもみかんの写真が貼ってある、短い間…本当に短い間だったけれど娘にはかけがえのないカワイイ友達だったに違いない。
そして先日奇跡は起きた
娘が大きな声で「ヒマワリが咲いた!みかんからヒマワリが咲いた」と叫んでいる。
そう、みかんのお墓からヒマワリが顔を出したのだ!まるでみかんがヒマワリになって娘に会いにきてくれたかの様に。
よかったね🌻絵本で起こるようなことが現実に起きたんだ、娘の中でみかんはずっと生き続ける、夏休み前のちょっといい話でした。
最後に
『養分だね😎栄養豊富でバッチリ咲いたんだね』
っていう嫁、マジで好きだぜマイファミリー(笑)
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