ここ最近ギークな話題が少なめのモノストックブログだが、時期的なものだろうか…春が近づくとどうしても植物関連の話題が多くなる。
それにしてもここ最近よく思うのは、植物を育てるということがもともと子供の頃から好きだったのかを考える。
向日葵・ヘチマ・ホウセンカ・チューリップなどなど…小学生の時にやたらと植物を育てるという宿題はやってきたが、今振り返るとどれも楽しかった気がする、特に覚えているのは向日葵の双葉が発芽したときの匂いだ、梅雨時期の土臭さと少し甘さを感じるような双葉の匂いがすごく鮮明に記憶に残っている。
おそらくそういう記憶が蓄積していき、健気に力強く植物が育つ様を見るのが好きになったのだろうと思う。 今となっては遅いが、祖父の盆栽が残っていたとしたら僕が勝手に引き継いでいた可能性もあったかもしれない。
さて、前置きが長いがここ最近の僕の周りの植物たちの様子をまとめてみた。
毎回SNSで呟いている2002年の3月に卒業していった教え子が残していった観葉植物のパキラとポトスたち、この種の観葉植物はほぼ100%枯らした経験しかなく、正直教え子の代わりにこの子達を育てる自信がまったくなかったのだ。
だが職員室の環境が良いのか、みるみる蘇り今ではこんな状態にまで育ったのだ……俄に信じがたいが、おそらくコレは僕の教え子に対する強いフォースを感じ取った結果だと自負している、ふと気になって先日このパキラとポトスの花言葉を調べてみたところ、
パキラの花言葉は「快活」「勝利」という意味らしい、そしてポトスは「永遠の富」「長い幸」「華やかな明るさ」だそうな、この前向きな意味を持った植物たちはきっと今のうちの学部が前向きな方向に進んでいる一つのお守りなのかもしれぬ。
こちらは我が家のブルーベリー、今年もたくさんの実をつけてくれている。しかしこの子は以前ちょっと不思議なことが起きている、一度枯れ果てて再起もできないほどの状態から特に手は加えなかったのだが見事に蘇ったのだ…、そしてもう一つの不思議は鳥がまったくこの実を食べに来ないということである(笑)匂い?毒?天敵が近くにいる?特にそういった原因は見当たらないのだが、今まで一度も襲われたことがない奇跡の木である。 今年はこの子たちでブルーベリー酒でも作ってみたいと思ったが、量的に全部使うことになりそうで子どもたちから非難されたため断念しようと思う(笑)
これは、犬の散歩で拾ったシダや苔たちと、アクアリウムで育ちすぎた水草を加え、薬瓶の中で光合成を繰り返しながら枯れずに育っている瓶テラリウム。 通常なら蓋を密閉した状態で育てるのが基本なのだが、水草が思った以上に上へと伸び始めてきた為、我が子の個性を伸ばすのと同じような感情でそっと蓋を取って伸ばしている。 どこまで伸びるのやら…
そしてこれが、ここ最近で一番衝撃を受けた発芽。 紅葉の発芽である!!
もともとこの鉢植えは今年の3月に卒業していった教え子からもらった盆栽キットなのだが、紅葉は種を1~3ヶ月冷蔵庫で保管し冬を体験させてから植えることにより発芽するという、ちょっと僕のような素人には難易度が高すぎる商品だったため、発芽して驚きを隠せない。
ただ植えた種の数はたしか5~6くらいだったはずなので、他はきっとダメなのかもしれない…とにかく今はこの一本の軌跡の紅葉を大切になんとか本葉まで育てたいとは思っている。
しかし万年筆やら盆栽やらコーヒーやら…どれも夢中になったら沼ばかりのアイテムにどんどんハマっていく自分がいる、逆に言うと年齢を重ねないと似合わないようなアイテムばかりなわけで、今からちょうど沼にハマっていれば、60を過ぎたあたりで年季の入ったジジイになれる気がしている今日このごろである。
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