「月曜から仕事だから、日曜夜のキテレツ大百科のオープニングを聞くと、あぁ…また明日から頑張ろうって思う…」
これは昔私が小さい時に叔父が言っていた話しである。
当時のキテレツ大百科のオープニングとは、『お料理行進曲』と言う名の『いーざすーすーめーやーキッチン〜♪』から始まる曲である、そう昭和生まれの人ならきっとわかるあの曲だ。
当時まだ幼かった私は、『いや…キテレツ聞いても頑張れない….』確かにそう思っていた。
ところがだ….
実際に自分が歳をとり子供が生まれて以来、アニメ1つにしても見終わると『もう一回みる〜』っとアニメループが始まるのはどの親も経験済みかと思うが、エンディングや主題歌も同時にループしているため、要は主題歌のマインドコントロール状態なわけで、おまけに運転中の車の中でもアニソンが流れるからもう一種のサブリミナル効果の中で生きているのである。
そんなわけで子供が日常で聞いている曲をよくよくちゃんと聞いてみると、心に染みすぎて泣いてしまうではないか……
というか子供向けだと思って侮っていた…ものすごくいい歌詞の歌がたくさんあることを知った
最近の一押しはドラえもんである
“大人になっても きっと忘れない 大切な思い いつまでもずっと”
いや…まだそんなに汚れていない….というか大人になっていない35(現在40代)のおっさんがここにいる。
こういうクサくも単純なフレーズに泣けるようになってしまったのはきっと歳のせいだと私は勝手に思っている。
しかもだ、なぜか子供達が合唱しているバージョンだと余計に泣けてくるのはやはり心が腐ってきている証拠なのだろうか….
他にもある
例えば列車戦隊トッキュウジャーのオープニングだ
“ドキドキ経由の列車に乗って確かめに行こう”
“君の駅まで導けイマジネーション”
そう、父さんは毎朝ドキドキ経由の列車に乗って、イマジネーションを膨らませ、仕事へ言っているんだ息子よ。
そして列車戦隊トッキュウジャーエンディング
“心モヤモヤしてる朝でも 気分を乗り換え! 出発進行”
そうだ…二日酔いでも気分を乗り換え出発進行だ。
アンパンマンマーチ
『なんのために生まれて、なにをして生きるのか、答えられないなんて、そんなのは嫌だ…..』
いや、、真面目に答えられなくなってきているような気がしないでもない….なんの?なんのため?ん?なんだ?己か?家族か?
『時は早く過ぎる、光る星は消える、だから君は行くんだ微笑んで….』
これは年をとるごとに1年が早く過ぎ去ってしまうため、なんとなく共感ができる、うん光る星もいつかは消えてしまうから今日も笑って出勤しよう。
という自問自答を繰り返しながら電車に揺られている、哲学の領域に入れそうな深い歌である。
アナと雪の女王 オープニング(Vuelie:ビュエリー)
イライラしている朝のラッシュの中で聞いてると自分のまわりだけもの凄い神聖な場所になる。 こうスローモーション的な..みんなも人混みの中で聞くことを強くオススメする。
鉄板は忍たま乱太郎(勇気100%)
“そうさ100%勇気 もう頑張るしかないさ”
そう….もう頑張るしかない…..というかこの曲小4から聞き続けている、もはや人生のロングヒットソングになってしまった…
っとまぁ何が言いたいかっていうと、35(現在40代)にもなったいいオッサンが真剣な顔してホームや電車の中で聴いている音楽が実はドラえもんやトッキュウジャーやアナ雪だということである。
外見では朝からJAZZで決めてそうなフリをして中身はドラえもんであることに誰も気づくはずがない。
だがたまに車内でふとこっちを見てくる女子高生….まさか音漏れしてドラえもんが車内に駄々漏れになって『やだこのおっさんドラえもん聞いてるわ….』とか思われている気がして……と言うことは、女子高生だけではなくここ周辺にいる全員がドラえもんだとわかってしまっているんではないかと、内心ドキドキものである。
だがいい、少しでも自分の心を潤すために俺は今日も聞く、朝のホームで列車戦隊トッキュウジャーを。
コメント
お久しぶりです。というか「烈車戦隊トッキュウジャー」に目がとまりまして(笑)
何を隠そう自分!特撮ファン歴21年なんですボク!。3歳からずーとウルトラマン・戦隊・仮面ライダーを途切れる事なく
見てきました。
「烈車戦隊トッキュウジャー」メチャメチャテンション上がるので好きっす。ただそれを言いたかっただけっす(笑)
それでは!