以前更新した記事【スターウォーズ愛をすべて注ぎ込んだ息子のプラモデルが大破しダークサイドに豹変した話】のその後の話です。


母親と衝突しウィングが折れ、とんでもない挫折を経験した息子。 1度はダークサイドに落ちたモノの地道に作業を続け、ふと気づけば隠れていた才能が開花しつつある……そう、ヤツは手先が異常に器用だったことに今更気がついた私。

細かい部分のマスキングテープは私が貼ってあげていますが、ウェザリングや塗装に関してはすべて息子。
今回私がぜっっっったいに決めていたことは息子が『自分で作った!!』という達成感を持たせるために『もっとこうなるのに…』とか『そこは違う!!』とかいう感情を一切押し殺し、すべての行程を見守るということ。
そうは言っても終始ソワソワが止まりませんでしたが….まぁ親としても良い勉強になったかと(^_^;)
スミ入れの時点でちょっとしたセンスが見え隠れする

すべての塗装が終わったらスミ入れ、この作業もスミ入れのインクを買ってきてあげて最初だけ流し込みのやり方を教えて着々と進めていく息子。


この時点で薄々思っていたのだが、スミ入れを進めていくにあたってコツというか塗る感覚というか….コイツ….なんか勘がいいかもしれない。
ステッカーはさすがにハードルが高い

水転写と普通のシールを部分で使い分けながら貼っていくが、恐ろしいほどのステッカーの量…中には爪の先…いや毛穴かよと思うくらいの小さなステッカーがあり、さすがにちょっとそこだけは手伝ってやりました。


このステッカー貼りにほぼ1日を要した親子。

スミ入れ+ステッカーも終わり、なんだか本格的な仕上がりになってきてだいぶテンションが上がってきている息子。
続いてウェザリング

ウェザリングのメイクアップ材を使いながら自分の好きなところを汚していく。

以前ファルコンを作った時にウェザリングをやりすぎて真っ黒になりかけたのを覚えていたのか今回は丁度いい感じでポンポンと汚していく。
クリアスプレーで定着

クリアスプレーでステッカー・ウェザリングを定着。
いよいよ大詰め、パイロット塗装

そろそろ大詰め、というか私としてはここで完成でもいいと思っていましたが、パイロットが塗れていないことをやたら気にするので、アクリル絵の具での塗装をやったらどうかと教えてやる。

他の部分に絵の具が付かないようにマスキングテープは私がつけ、ついでに昔のマイクロマシーン社のおもちゃを持って来て配色の参考に使わせる。

細い筆を慎重に動かしながら塗っているけど…..気持ち悪いくらい器用に塗っていく…..
そして完成

このディテール….7歳児が作ったプラモデルにしてはよく出来ているような….気がしませんか?


『うぉ〜けっこうかっちょいい!!ホンモノみたい』と言いながら自分の鼻先をX-WING先端にくっつけて楽しむ息子。
にしてもパイロットの部分はさすがの私でもちょっと驚きを隠せない細かさである….

単三電池と比較すると今回のX-WINGがどのくらい細かかったのかがわかるかと…

奥のX-WINGが今まで息子が遊んでいたオモチャで手前が今回作ったプラモデル、あまりのディテールの違いに作った本人もビックリしている。

こうして1ヶ月以上かけて作った息子のプラモデル “レッド中隊” は、多くの経験値を息子に与え大空へ飛んでいくのであった。
とりあえず『1人で作る』という目標を達成した息子よ、偉かったな。
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