「人を変える」自分じゃなくて誰かのことを。
そんな偉そうな事はきっと誰にもできないと思った。
人に変わって欲しいと願うのは、自分が変われないワガママを誰かのせいにして押しつけているからだ。でも人は結局の所ワガママのようだ。
今この立場になってどうしても後悔せざるを得ない出来事が数年前にあった。
それは、仕事で大切に教えているはずの部下の事。彼女は人一倍の頑張り野郎だった、やると決めたことは泣いて顔がグシャグシャになってもデスクに張り付いて徹夜した。
結果彼女は心身共にボロボロになり、倒れ会社を辞めざるを得なくなった。
今日上に貼り付けてある音楽は彼女が倒れる数日前に
「鈴木さん、この歌めっちゃいいんですよ!聴いて下さい。」と言われていた音楽。
【真っ赤な空を見ただろうか:BUMP OF CHICKEN】
作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
≫http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND47471/index.html
溜め息の訳を聞いてみても 自分のじゃないから解らない
だからせめて知りたがる 解らないくせに聞きたがる
あいつの痛みはあいつのもの 分けて貰う手段が解らない
だけど 力になりたがる こいつの痛みも こいつのもの
ふたりがひとつだったなら 同じ鞄を背負えただろう
ふたりがひとつだったなら 別れの日など来ないだろう
言葉ばかり必死になって やっと幾つか覚えたのに
ただ一度の微笑みが あんなに上手に喋るとは
いろんな世界を覗く度に いろんな事が恥ずかしくなった
子供のままじゃ みっともないからと爪先で立つ 本当のガキだ
夕焼け空 きれいだと思う心を どうか殺さないで
そんな心 馬鹿正直に 話すことを馬鹿にしないで
ひとりがふたつだったから 見られる怖さが生まれたよ
ひとりがふたつだったから 見つめる強さも生まれるよ
理屈ばかり こねまわして すっかり冷めた胸の奥が
ただ一度の微笑みで こんなに見事に燃えるとは
ふたりがひとつだったなら 出会う日など来なかっただろう
大切な人に唄いたい 聴こえているのかも解らない
だからせめて続けたい 続ける意味さえ解らない
一人で見た 真っ赤な空 君もどこかで見ただろうか
僕の好きな微笑みを 重ねて浮かべた夕焼け空
ただ一度の微笑みに こんなに勇気を貰うとは
ここまで喉が震えるとは
当初はこんな歌詞を気にもせず、いいねぇとか言ってたけど、ようやくアイツが言わんとしてた事が、なんとなくわかった気がした。
倒れてしまう前に気づくべきだった。なんで気づいてやれなかったんだろうか。
その後色々考えていたけど、あの時瞬時に描いた心のショックが時を止めている気がした。
今自分がここにいるのは、もうあんな風になってしまう子達をこれ以上増やさないため。
誰かがムカツクとか、面倒くさいとか思う前に、自分が変われる努力が出来る人になってほしい。
切実にそう思う。俺が怒る理由も、根本はすべてそこから来ている。
「やってみた」「努力してみた」けどダメだった、その方が絶対にいい。
コメント
はたして、身内にも同じことができるだろうか。。。難しいもんだいです。仕事や友達にはそう出来ても、身内には素直に出来ない、いえないことがわんさか。あるでしょ?私はあるもの。たくさん。 単純なことなようだけど、一番難しいわ。