5月も中旬になり、あと一ヶ月で2022年が半分終わってしまおうとしていることに目を背けながら生活している今日この頃。
体感温度もいい感じになってきたので、子どもたちと海へと繰り出した。
川から海へと流れ出す小川の中を裸足で元気に走り回る子どもたち、とんでもない勢いで魚やら蟹やらを獲ってくるのだ、まるで猫が獲物を捕まえてくるかのごとく。
しばらく遊んでから、私と息子は暇つぶしがてら砂浜に落ちている廃材を使って砂浜を遮断している小川に橋を作り始めた。
鉄パイプ2本と板を使ってせっせと橋を渡す、しかし川幅が広すぎたため浅瀬から陸に繋げることが精一杯なのだ…残念…こんな橋じゃ誰も渡らないね…
っと言っていたのも束の間
おっっ?
おいおいマジかよ…
渡ってくれている…僕らが作った橋を渡ってくれている!!!!!
マジでかなりの人数が渡り続けている…なにがビックリって100人近くが渡っているのに橋が壊れないというところだ(笑)一人二人ならともかく、数十人以上になってくると段々と『頼むから沈まないでくれ』とソワソワが止まらない親子。
こんなところで思わぬ人助けをしているが…ぶっ壊れたすぐに逃げようと思っている。
それにしてもだ…たくさんの人が僕らの作った橋を渡ってくれている姿を見ているうちに、息子と二人で不思議な気持ちになっていった…陸と陸を橋渡しする喜びに気がついてしまったかもしれない。。
昔の人はこうやって橋を作って生活が豊かになって、誰かに感謝され…文明が広がっていった←大袈裟 いや大袈裟じゃない…橋を作るってなんだかワクワクするじゃないか!! なぁ?息子よ!!
そんな想いに浸っていた親子の目の前を、外国人の男性グループが通り過ぎ僕らのブリッジを渡ろうとしている
『It’s a cool bridge !! Foooooo!!! Yeah!!』
と叫びながら一人・二人渡り、3人目の若干オビワン・ケノービ風な男が橋に飛び乗った瞬間『バーン!!!!』という音とともに橋と彼の右足が沈んでいった。
『OH MYGOD!!!!OH MYGOD!!!! OH MYGOD!!!!』
と叫びながら周りから大爆笑され、何食わぬ顔で一緒に笑っている僕ら…オビワンの兄さんはまさか僕らが作った橋ということは知る由もない。 心のなかで『ソーリー』とつぶやいた。
こうして僕らのブリッジプロジェクトは幕を閉じた。
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