自主制作の作品はポートフォリオを強化するために非常に重要な要素の一つです。特にグラフィックデザインにおいては、自由に表現できる機会が得られるため、自分のスキルをより高め、独自性をアピールすることができます。
今回は紙媒体やWebデザインに関して、次のような課題をピックアップしてみました。
紙媒体デザインの自主制作課題
季節イベントをテーマにした広告

- お正月[1月1日~1月5日]
- 成人の日[1月の第2月曜]
- 節分の日[2月3日]
- バレンタインデー[2月14日]
- ひなまつり[3月3日]
- 卒業式[3月15日~3月末頃]
- 入学式[4月上旬]
- お花見
- エイプリルフール
- ゴールデンウィーク[5月3日から5月5日+α]
- 子供の日(端午の節句)[5月5日]
- 母の日[5月の第2日曜日]
- 梅雨[6月中旬~7月上旬]
- 父の日[6月第3日曜日]
- 七夕[7月7日]
- 夏祭り
- 花火大会
- お月見[9月30日あたりの満月の日]
- 運動会(体育祭[10月の第2月曜]
- 紅葉(もみじ狩り)[10月から11月にかけて]
- ハロウィン[10月31日]
- 七五三[11月15日の前後の土日祝日]
- クリスマス
- 大晦日・年越し
日本には海外も含めたイベント行事がたくさん存在しています、その行事の中からオリジナルの広告展開やイベント告知などのデザインをすると、新しい作品ができるかもしれません。
52週販促カレンダーに基づいたデザイン
こちらも学校で販売促進の勉強などをすると課題として出されたりするものになりますが、実際に企業の販売促進でも1年を週で割った52週販促カレンダーというものに基づいて販売を行いそれに付随するデザインの制作物を制作することが多くあります。下記は電通が公開している販促カレンダーの資料になります、参考にしてみてください。
・52週販促予測カレンダー2024年1月版
・52週販促予測カレンダー2024年2月版
・52週販促予測カレンダー2024年3月版
・52週販促予測カレンダー2024年4月版
・52週販促予測カレンダー2024年5月版
・52週販促予測カレンダー2024年6月版
・52週販促予測カレンダー2024年7月版
・52週販促予測カレンダー2024年8月版
架空のブランドのロゴ&ブランドアイデンティティ

- 架空の企業や製品を想定して、そのブランドロゴ、カラー、フォント、パッケージ、名刺、チラシなどのデザインを行います。ブランドのコンセプトやターゲット層を考えながら、どのようなデザインが最適かを模索します。
例: オーガニック食品のブランド、スタートアップ企業、音楽フェスティバルのブランディング。
ポスター&イベントのビジュアルデザイン

例: 映画のポスター、音楽ライブのフライヤー、グラフィックデザイン関連のセミナーの告知ポスター。
書籍や雑誌のレイアウトデザイン

- 自分が関心のあるテーマについての小冊子や雑誌のページレイアウトを作成します。特に、タイポグラフィー、ページ構成、視覚的なストーリーテリングに注力することが重要です。
例: アートブック、旅行雑誌、ライフスタイル系のカタログ。
ポートフォリオブック

- 自分の作品を集めたポートフォリオブックを手作りで制作します。デザインの表現としても、制作過程やアイデアのスケッチ、完成までのストーリーを追ってみましょう。
例: 自分の過去の作品をまとめたブック、写真集、イラスト集。
インフォグラフィック

- 複雑なデータや情報を視覚的にわかりやすく表現するインフォグラフィックを作成します。デザインを通じて、情報伝達のスキルを見せることができます。
例: 旅行の計画、歴史的出来事の年表、製品の使い方ガイドなど。
Webデザインの自主制作課題
架空の企業サイトデザイン

- 架空のビジネスを想定し、そのWebサイトをデザインします。ターゲットユーザーやブランドイメージに合わせたデザインに挑戦することが大切です。
- 例: オンラインショップ、カフェやレストランのWebサイト、ファッションブランドのECサイト。
ポートフォリオサイトのリデザイン

- 自分のポートフォリオサイトをリデザインして、より洗練されたものにします。特にユーザーエクスペリエンス(UX)とユーザーインターフェース(UI)の改善に注力し、使いやすさと視覚的なインパクトを兼ね備えたデザインを目指します。
- 例: 自分のポートフォリオ、Webデザインのギャラリーサイト。
ランディングページのデザイン

- 広告やプロモーション用のランディングページをデザインします。限られたスペースで視覚的にインパクトを与え、訪問者のアクションを促すデザインが求められます。
- 例: 新商品発売のキャンペーンサイト、イベントの登録ページ。
UI/UXデザイン

- 特定のアプリケーションやWebサイトのUI(ユーザーインターフェース)を設計し、UX(ユーザーエクスペリエンス)を考慮してデザインを改善する課題です。モバイルアプリやダッシュボードなど、実際に使用される場面を想定してデザインします。
- 例: 健康管理アプリ、タスク管理ツール、ニュースアプリのデザイン。
Webサイトのリニューアル(既存サイトの改善)
- 既存のWebサイト(架空でも実際でも)のデザインを改善するプロジェクト。どのようなユーザー体験を提供したいのか、どこを改善すべきかを考え、視覚的なデザインだけでなく、使いやすさを重視したデザインを作成します。
- 例: 中小企業のサイト、非営利団体のWebサイト。
オンラインポートフォリオのアニメーション
- CSSやJavaScriptを使って、インタラクティブで動きのあるポートフォリオページを作成します。アニメーションやホバー効果、スクロールによって内容が動的に変化するようなデザインで、印象に残るポートフォリオを作りましょう。
インタラクティブなウェブ体験の構築
- ユーザーが操作することで変化が生まれるインタラクティブな体験を提供するWebデザインを作成します。例えば、パララックススクロールやクリックで動くアニメーション、スクロールアニメーションなど。
- 例: アートギャラリーのWebサイト、ポートフォリオページ、インタラクティブなストーリーブック。
その他のおすすめ課題

- SNS用コンテンツデザイン
- SNS(InstagramやTwitterなど)用のビジュアルコンテンツをデザインします。例えば、投稿のテンプレート、ストーリーのデザイン、バナーなど。
- 例: ブランドのSNS投稿テンプレート、キャンペーン告知用のバナー、イベント用のストーリーデザイン。
- デザインリソースの作成
- 自分でデザインしたアイコンセットやパターン、フォント、テンプレートなどを作成し、それらをポートフォリオに追加します。これにより、自分のデザイン力を広範囲にアピールできます。
自主制作の課題は、創造性を存分に発揮できる場です。自分の関心や強みに合ったプロジェクトを選び、完成度の高いものをポートフォリオに追加することで、実力を効果的にアピールできます。