雑多でギークでオタクな話しかしていないこのモノストックブログからは想像もできないような「ジュノン・スーパーボーイ」という超イケてるフレーズが飛び出した今回の記事。
そう、今回は何度も言うがジュノン・スーパーボーイ コンテスト ファイナリストのオーディションに挑む子の小道具を制作したのだ。
依頼の経緯
話の経緯としては、僕が前職でお世話になっていた仕事仲間の息子さん(大橋冬惟(とーい)君)が、今回「ジュノン・スーパーボーイ コンテスト」のファイナリストとして勝ち進んでいるという、なんともステキな話から始まり、彼がオーディションで披露するための小道具「手のひらで光る猫の目」を作れないかという連絡をもらったのが始まりである。
引用元:junon-tv.jp公式ページ:https://www.junon-tv.jp/artists/1284
僕はその息子さんのことは昔から知っており、前職ではお母さんの手がけるファッションショーのモデルも笑顔でこなす、なんとも可愛らしい男の子だったのを記憶している、気がつけばもうこんなに大きくステキな少年になっていたとは…
依頼内容
さて、ご依頼の「手のひらで光る猫の目」について、詳しく話を聞くと、オーディションで披露する内容の中にミュージカルキャッツの冒頭のシーン「暗闇から猫の目がまばたきをして登場する」という部分を再現するため、手のひらに収まる光る猫の目が必要になったとのこと。
モノストックブログならなんとかしてくれるかも…
毎回工作・魔改造を繰り返している僕の存在を覚えてくれていたらしく、連絡をくれたという経緯のようだ。
これは純粋に嬉しいな、この雑多でギークでふざけたオタクブログも捨てたもんじゃない(笑)
ではイチかバチか「手のひらで光る猫の目」が実現できるのか否かを試行錯誤してみようか。
今回のご要望まとめ
- 手のひらに収まるようにしたい
- 片手でスイッチを簡単にON/OFFしたい
- 黄色く光る猫の目にしたい
- 手で目を隠して瞬きしているのを再現したい
- 終わったらすぐに外して舞台袖に隠したい
ざっとこんな要望があり、一見すぐにできそうな気もしたのだが、よくよく考えるとかなりシビアな部分が見えてくる。
まず、会場の暗さ・広さによっては、せっかく装着しても誰も光っていることに気がついてくれないので、それなりに光量が必要になってくる。
そして、本番で壊れてしまっては元も子もないので、想定以上に丈夫に作成しておく必要がある。
これらの条件を含めると、どうしても重さ・大きさが増えてしまい、手のひらに収まるという条件がクリアできなくなってしまうのだ……
さて、どうするか…
元になる材料探し
まずは元になる電球探しから、ネットの情報と自分の持っているガラクタをあさり、光量をチェックしながら、コンパクトなおかつ丈夫でスイッチが押しやすいなどの条件を考えながら試行錯誤してみるのだが、なかなか最適なアイテムが見つからない。。
そしてようやく行き着いた、実用性のありそうなアイテムがこちら↓
暗い時に車の中を照らせるタッチセンサー付きのLEDライト。 これならスイッチのON/OFFも楽だし、LEDが6つも点灯すればそれなりの光量が得られる気がした。 奇遇にも猫の目になりそうな形状もGOOD。
早速購入して実験開始
光を拡散させるために白いプラ板を何枚も切り出し厚みを付けていく。
この時、真ん中がタッチセンサーになっているため、人の指で(多分静電気)タッチできるようにしておく必要があり、この部分はプラ板を避けて配置していく。
タッチセンサー部分の苦戦
人の指に反応するタッチセンサー部分が、他になんの素材なら反応するのかをかなり色々と試した結果、革素材が一番反応が良いことが判明したので、革のシートを筒状に丸めて真ん中のくぼみに配置する、試しに中指で押してみるとバッチリ動作した。
手のひらで光る猫の目の全容
これが「手のひらで光る猫の目」の全容である。 仕組みは単純なのだが、軽量・コンパクト・丈夫・明るい・スイッチ付・というほぼすべての要望を網羅できているので、このまま猫の目に近づける作業に入ろうと思う。
横から漏れてしまう光を増幅させつつ光量漏れを防ぐ
アルミテープを黒い布に貼り付けて、目の周りを補強するように囲っていく。 アルミテープを貼ることによって漏れた光を反射して、より目玉からの光を増幅させるという作戦。
以前息子に作ってやったスターウォーズのX-WINGコックピット工作のノウハウが役に立った。
黄色い目はポスカで対応
黄色く光らせたいという部分は、黄色のセロハンで対応しようかどうか検討したが、丈夫に仕上げるという条件を考慮すると適していないため、今回はポスターカラーで塗装した方が光を通しやすいためこちらを採用。
「光る目」の部分が完成
朝から出来上がった目の部分を眺めながら、不具合などないかチェックしていると、子供が起きてきて
「お寿司屋のたまご?」
そう言われて初めて寿司に見えてきたが(笑)いやいや、これはステキなジュノン・スーパーボーイのファイナリストが使う正真正銘の小道具である(笑)
ゴムバンドをつけてスイッチチェック
最後の仕上げにゴムバンドを背面につけて手のひらにしっかり収まるようにする。
中指で黒目を押すとスイッチのON/OFFができる! これで糸が出てくる仕様にしたらスパイダーマンになれそうだという余計な発想はさておき。 暗闇でテストを実施↓
意外とちゃんと目に見えて一安心だ。
小道具「手のひらで光る猫の目」完成!!
無事に「手のひらで光る猫の目」が完成した!! 気分はもはやワクワクさんである。 これでオーディションも頑張れるといいな〜。
使い方動画
ワクワクさんもどきが、使ってくれるご本人にわかりやすく使い方を説明した動画。
大橋冬惟(とーい)君のご紹介
冒頭でもお伝えした、僕の前職でお世話になった仕事仲間の息子さん大橋冬惟(とーい)君、優しく甘いフェイスの持ち主でみんなを癒やしてくれるステキな男の子、いや…ステキな少年。
junon-tv.jp公式ページ:https://www.junon-tv.jp/artists/1284
今後の活躍を応援しております!!
記事を読んでくださった皆様も是非大橋冬惟(とーい)君の応援よろしくお願い申し上げます!!
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