ポッドキャスト3月15日更新しました!

一人で手軽に、そして超ミニマムに燻製(スモーク)を作りたい…そんな想いからカップで作れるミニ燻製器を自作した話。

手作りミニ燻製器

燻製器を使ってチーズやベーコンを燻製にして食べる楽しさを知ったのはかれこれ5年前。

キャンプ場でスモークをするのは周りに迷惑をかけるわけでもないので、色々なモノをスモークにして楽しめる。 僕の一番好きな燻製はチータラをサクラチップでスモークにしたモノ、市販で売られているチータラが、突然高級ホテルのワインの添え物に出てくるようなチーズに変化するのだ。

ただ、普通の日にわざわざ燻製器を引っ張り出してきてチータラをスモークするのはどうにも面倒くさい…どうにかして家で気軽にできないモノか…、、っと思い立ちネットで検索してみる。

ある……カクテルスモーカーという名の小さな燻製器。 価格もそこまで高くないのだが、、パッと見構造的にはそんなに複雑じゃなさそうなので、これはもしかすると自分で作れるのでは!? 

ミニ燻製器を自作するための材料

そんなわけで、思い立ったら行動せずにはいられないので、すぐホームセンターへ足を運び材料を吟味してきた。↑ヒノキ材|シナベニヤ|排水口に使うゴミ受け|スモークするモノを入れる瓶|ホールソー、全部で5点を買いそろえる、ほぼ100均で揃った。

ホールソーで穴をあけた状態

今回初めてホールソーという道具を手に入れた、これはインパクトに装着して使用する円形のノコギリである。板や壁に丸い穴を空けるときに重宝するアイテムなのだが、今回は穴を空けた後の円盤をうまいこと使っていこうと思う。

ホールソーを使用してヒノキ材を切った様子

こんな感じで直径63mmの円を切り出す、ホールソーは中心を安定させるために真ん中にドリルがついているので、その中心を使って直径の小さなホールソーに切り替えて内側に再度穴を空けると、木のリングが出来上がる。

↑パーツを切り出して、ヤスリをかけた状態とミニ燻製器の断面図はこんな感じを想定している。 

燻製チップを網の上にひとつまみ乗せ、バーナーで炙って蓋をして、下から煙が出ていくという流れだ。 
写真にある網の部分だが実は探すのに一苦労した、最初茶こしが最適だろうと想像して探していたのだが、ちょうど良い直径と深さが見当たらず、良い感じのサイズ感があったとしてもプラスチック製で火には適していない、ようやく「これだ!」と見つけたのが排水口のゴミ受け(笑) ゴミ受けっていう響きが良くないのだが、燻製チップを乗せて炙るにはこの上なく最適なアイテムである。

こちらはミニ燻製器の蓋部分、ホールソーで作った円盤はどうしても中心に穴が開いてしまうので、煙が逃げていかないように取っ手をくっつけた状態。

このリング部分、本来は特に必要のないパーツなのだが、切り出してヤスリをかけていたらなんとなく愛着が沸いてしまい、どこかに使えないか考えた末…↓

真鍮の針金が余っていたので、それを組み合わせて蓋部分に付けてみた。 デザイン性が上がりなおかつ蓋の重みが増すので、煙を外に逃がさないメリットもできた。

ミニ燻製器の試験

一旦仮組みを終え、ニスを塗って実際に機能するのか実験…これで煙がダダ漏れになったら元も子もない。

結果的には合格! 思っていたとおりバーナーで炙り蓋をすると、良い感じに煙が下に流れていく瓶にスモークしたいモノをいれてバッチリ燻製が作れそうだ!!

最後の仕上げにアンティークワックスを塗り、しっかり乾燥させて「ミニ燻製器 1号機」の完成である!!

思っていた以上にタワーっぽくなってしまったので、デザイン性はブラシアップが必要な気がしているが、機能的にはバッチリなので、早速サラミとチータラをサクラチップでスモークしてみようと思う。

↑バーナーで炙るとゆっくりと煙が下に下がっていく様がなんとも楽しい。 一度に作れる量は少ないが、一人分の燻製おつまみを作るには十分だと思う。 

今回はホールソーの直径が63mmが最大幅だったのだが、もう少し直径の大きなホールソーが手に入れば大きな器にも対応できると思う、二号機への課題はそこだろうか。

今回も材料はほぼ100円均一で揃えることができたので、小さなDIYが好きな方にはオススメかもしれない。

今回使用した工具と材料
  • ホールソー
  • 木工用ボンド
  • ヒノキ材(100円均一セリア)×2枚
  • 蓋の直径が63mm以内の瓶(ホールソーの最大直径による)
  • シナベニア(装飾用に薄い板)×1枚
  • 真鍮の針金(装飾用)
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