みなさん靴にかける値段ってどのくらいなんでしょうか? 僕は中学時代バスケ部にいたころバッシュにハマり靴の手入れに燃えた時期があったが、社会人になってからは靴にお金をかけるということをしなくなっていった。
もちろん、デザインとかにはこだわりはあるけれど、スニーカーにせよ革靴にせよ、せいぜい¥10,000前後がいいところだった、よく『身だしなみは足元から』とか言うが、しっかりと購入した靴のアフターケアはやったことがなかった。
ただそんな自分でも、ものすごく愛着が湧く靴と出会ってしまったのだ、本牛革の革靴なのだが購入してからもうすぐで1年経とうとしているのでレビューも混ぜながら、本気で靴を手入れしたあとどんな変化が訪れたのかを話そうと思う。
↑僕が1年前に出会ったのはこのEIGHT-BOARという高品質低価格の商品を取り扱うお店、毎回靴に¥10,000、もしくはそれ以下しか考えていない僕にとっては本革の靴に¥16,000をかけるなんて、正直ハードルが高すぎたのだ、ただ¥10,000以下の革靴って合皮がほとんどだし、安かろう悪かろうで1年も保たないことのほうが多かったので、今回は長持ちすることに賭け投資してみることにしたのだ。
↑これが1年間手入れを繰り返しながら履いているチャッカブーツと、今回の本気の手入れをするための道具のラインナップである。
まずインソールをすべて外して靴の中も外も掃除しやすくする、ちなみにこの[9]と書かれたインソールはABCマートで買える一般的なインソールなのだが、メチャクチャおすすめです、信じられないくらい足にフィットして何十キロでも歩ける気分になる。
まずはブラシで靴についたホコリをしっかり落とす、シワに沿ってブラッシングし、細かい部分はホコリが残りやすいのでなるべく念入りにブラッシングしたほうが良い。
次にクレンジングスプレーで表面についた汚れをしっかりと落とす。
靴全体にスプレーして、泡が出始めたら15秒くらい放置すると徐々に汚れが浮き出てくるのがわかる。
↑ブラッシングとクレンジングを終えた状態、なんかお風呂上がりっていう感じがする(笑)
次は革製品の手入れでは定番中の定番であるミンクオイルを布に適量とり、靴になじませていく感じで塗り込んでいく。
左がミンクオイルで念入りに磨いた状態、右はなにもしていない状態、一目瞭然かと思うが革が生き生きとしているように感じる、牛革と言えども人の肌と考え方は変わらないんだな〜なんて思いながら塗り込んでいる。
これは割とこまめに使っているが、靴の中を清潔に保つためのシューケアスプレーである。
これで靴本体のケアはだいたいOK、ミンクオイルが靴に馴染むまで小一時間日陰干しする。本来ならこのとき豚毛ブラシを使ってオイルを馴染ませてあげると良いみたい、今度買おう。
それにしても、このエイトボアのチャッカブーツ…ホントにカッコいいと思う…つま先が上に反っているのが好き、次元大介みたい。。
それにしても、革が生き生きしているから自己満足で眺めているだけで小一時間はすぐに過ぎ去るだろう←去らない
最後に防水スプレーをしてケア完了。
実はなめてた靴紐の通し方
革靴の紐の通し方ってシングルとパラレルがあるって知ってました?僕は初耳でした、フォーマル感を引き立たせたいならシングル、ホールド感を高めたいならパラレルが良いらしい。
今回はチャッカブーツで日常使いを目的としているからパラレルの結び方で紐を通してみた。
↑これ…写真でもわかりづらいし、言葉でも表現しづらいのだが↓こちらのサイトがものすごくわかりやすく解説してくれている。
革靴の紐の結び方。定番のシングルとパラレルを解説≫ https://mens.tasclap.jp/a954
お恥ずかしい話だが、靴紐の通し方って今まで完全に我流でやってきていたので、今回パラレルの結び方が覚えるまでに時間がかかりそうだった(簡単なんだが…..)でもちゃんとできると、紐が平行に揃っていてかなり見栄えが良い、これだけでもテンションが上がりそうな話なのだが、驚いたのが↓
紐の通し方を変えただけで、足のフィット感・ホールド感がすごい……正直今までの我流はいったいなんだったのか、ちゃんと調べてパラレルを一刻も早く試すべきだった…冗談抜きでメチャクチャ足にフィットしている。。
(左)ビフォア・(右)アフター 靴のキズも目立たなくなるし、なにより靴の色がしっとりして良い感じの風合いが出るから、やっぱり手入れをしないよりはした方がパット見の印象がまったく違う気がする。
そして何より、靴を磨くということそのものが、日常の疲れた心を浄化できるということもわかった。
2・3月は別れも多い季節だし、組織内がざわつくし、気がつくと気持ちが疲れ切っているのは僕だけではないような気がする、休日のちょっとした時間を靴の手入れに割くことは、心のケアにも繋がっているのかもしれないと思った。
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