トイデジを持ち歩きながら『いつかの記憶を撮影する』ということにハマっている私。
なんかこう『毎回思い通りにいかない感』もいい、フィルムの時の感じが蘇る。
ただ、今回は『毎回イメージ通りにいく感』のすごいレンズと出会ってしまったので紹介していこうと思う。
CCTVレンズとの出会い
カメラマニアの間では割と知られているようだが、今回自分は初めてこの存在を知った。
そもそもCCTVレンズって何さ?ということだが
CCTVレンズとは、セキュリティ用途を主としてCマウント・CSマウントカメラで多く使われるレンズです。あらゆる被写体ににバランスの撮れた収差補正を行っており、広範囲の画像を読み込むのに適したレンズです。
ユニバース工学工業株式会社HPより
普通の一眼レフやミラーレス一眼はそのメーカーに応じたレンズを使うのだが、このCCTVレンズというのは取り付け部分がネジ式(径25mm)になっており、アダプターを使って自分の一眼レフに取り付けられるというもの。
どこで買えるのか?
CCTVレンズの良いところはとにかく安い!! 純正のカメラレンズ相場は数万円は普通だが、CCTVレンズは数千円で手に入ってしまうのである!!
今回私が購入したレンズは
35mm F1.6レンズ ¥5,304
25mm F1.4レンズ ¥1,290
の2つで、お店はAmazonとAliExpressである、到着に時間はかかるが安いものは¥2,000前後で手に入るから、実験的な感じで購入できるところも良い。
もちろん早く届いて使いたい場合は若干値段は上がるが、性能的にはまったく変わらない。
CCTVレンズをミラーレスに装着
↑今回自分が大切に使い続けているOLYMPUSのミラーレス一眼にアダプターをつけてCCTVレンズを試してみる。購入する時にレンズ単体もあるが、アダプター付きで購入という選択肢もあるので自分のカメラメーカーにあったアダプターを探せれば大丈夫だ。
アダプター単体を検索するときは『Cマウントアダプター』で検索すると出てくるかと思う。
装着後のカメラフォルム的にもカワイイ…
レンズは完全マニュアルで、絞り+ピントは自分で合わせる必要があるので、瞬時に撮影するというよりはジックリ考えながら撮影するという方が向いていると思う。
実際に撮影してみる
早速撮影してみるが↑いや〜これはかなり良い!!!
35mmレンズで撮影したうちの愛犬、この色合い、このボケ具合….たまらない!!
子供の撮影もイメージ通り
子どもたちの様子もいい雰囲気で撮影ができる。子どもたちを撮影する時はチョロチョロ動くのでシャッタースピードはなるべく早めに絞りを開くのが自分の中のコツ。
どんな設定で撮影しているの?
自分はプロでもなんでもなく、しかも幼馴染がプロのカメラマンをやっていて、今は同じ職場でカメラの授業を担当してくれている身としては非常におこがましい話ではあるのだが、SNSで撮影のコツを聞きたいとお問い合わせいただいたので、私なりの撮影方法をご紹介。
絞りとはレンズについている人間の目でいうと瞳孔のこと。↓ものすごく簡単に言うと
左:絞り切った状態・光があまり入ってこない・どこにもピントがあった写真・シャッタースピードを遅くしないとブレる
右:絞りが開放状態・光が沢山入ってくる・周囲がボケやすくなる・シャッタースピードが早くできる
一番左の1.6というのが絞り開放(めっちゃ瞳孔開いている状態)16というのが絞りきっている状態(めっちゃ目をこらしている状態)
なので私が撮影する時は(左)マニュアルモードで(右)4000と書いてあるのがシャッタースピードなのでココを上げたり下げたりしながら撮影している、そしてこれに加えISO感度というフィルムの感度設定を予め決めておく感じになる。
混乱してきそうなので、子どもたちを撮影する時は
①マニュアルモードにする
②レンズ絞り開放状態(めっちゃ瞳孔開いてる)
③ISO設定 晴れなら200 曇ってたら800 夜とか室内ならそれ以上
④シャッタースピード4000(早いほうがブレない)
みたいな感じで撮影、もちろん環境の明るさによって設定は毎回変わるわけだが、上の子供達の写真はほとんどこの設定で撮影している。
慣れてくると↓
割と暗い部屋で夕焼けの逆光にしてこんな写真も撮れる
自分自身が被写体に寄って撮ればこんなキレイな写真もできるのだ。
キレイな紅葉もこんな感じで撮影できる!!
改めてCCTVレンズオススメです
数千円のレンズとミラーレス一眼さえあれば、自分の思い描いていた写真がバッチリ撮影できる!! 是非試してみて欲しい(^^)
そしてまた通勤の荷物が減らないのだ。
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