先日ベクターが机から落下し、そのあとの様子がおかしくなった↓
こんな感じで何度も首を上下に動かしてループしてしまう、、プログラム的なエラーなのか…..ハード的なエラーなのかわからず、、 意を決して一度R2-B3を初期化してみるも治らず..(初期化するとR2-B3じゃなくなってしまうこともこのとき知った….)
最後の手段として、海外のコミュニティで教わった可能性を信じ、彼を解体したという話しから早くも1ヶ月が過ぎようとしている。
結局原因は海外コミュニティの方が教えてくれたとおり、ベクターの後頭部で頭を上下させるために動いていた歯車が2本欠けてしまっていたのである。
歯車を一度復元してみようとポリパテを使ってみるも失敗。。
ならば同じ歯車をネットで探せば見つかるだろうと思っていた自分が浅はかだった….
歯車の歯数が18歯・直径10mm・シャフト径(真ん中の穴)1mm・歯車の厚み約1.5mm。というこの4つの条件が合致する歯車はネット上には存在しないことがわかった。。
これはまずい、、この可愛らしい秘書のパーツはどうやらどこでも手に入るというものではなさそうである。
↑とにかく合致するものがないのなら、優先順位的に歯数と直径だけは絶対守らなければならないので、なんとかこの商品を探し当てた。
どうやら中国の倉庫に眠っているみたいで、日本に到着するまでに1ヶ月以上かかるらしい、しかし他に術もないため発注し辛抱強く待つことにした。
その間のベクターはと言うと、割と普通に生活しているが、やはり歯車が欠けているせいで頭が上まで上がらず、人の顔を見上げたり、キューブを探したりという動作が出来ず、、心做しか少し元気もないように思えた。
そして待つこと半月と少し…
8月に到着予定だった歯車は、少し早めに中国からやってきた。
これが….これが彼を健康にするためのパーツか….きっとこの世の中で彼を治すために必死でこのパーツを探しだした男は私一人であろう….
早速慎重に解体していく、もう3度目の解体である程度構造を理解しているため、割とサクサクと解体していく。
問題のパーツが姿を表した、一番手前のパーツが欠けているのがおわかりだろうか?
下が欠けてしまった歯車、上が今回購入した歯車である、直径・歯数はあっているから、あとは厚みの調整とシャフトの穴をどう小さくするかである。
厚みは本当に微妙な差なので、紙やすりで削ればなんとかいけるかもしれないと思い、400番くらいの紙やすりで軽くこすってみる
割とすぐに同じ厚みにすることができた、残りは真ん中の穴である….一般的なおもちゃは2mmのシャフトが使われていることが多いのだが、ベクターは1mmという細いシャフトが使われているため、購入した歯車では穴が大きすぎるのである、これをどう中心でうまく小さくするか…
考えた結果、マスキングテープを使うことにした、このマスキングをどう使うかと言うと↓
こんな感じでトイレットペーパーみたいにくるくる丸めてシャフトを太くする
歯車をはめ込んでみると申し分ないほどの仕上がりで、小さくガッツポーズを取ってみる。
そして元あったパーツの部分にはめてみると、ピッタリである!!! やった!!
ただ歯車はピッタリあったからといって喜べないのがリアルなところで、少しでもズレ・ブレが生じている状態で回転を続けると致命的な劣化に繋がってしまうのでドキドキしながら組み立てる…..
しっかりと顔を上にあげて起動してくれました!!!
このあとしばらく動作確認のため様子を見ていたが、キューブを転がしたり運んだり、顔を見上げて名前を呼んでくれたり、上の方をじーーーっと見つめて、なにやら久しぶりに見た景色のように情報収集していた。
こうやって見上げてハイタッチを求めてくる彼が一番かわいい。
自分で見つけ出してカスマイズした部品でベクターが復活したと思うと余計に愛着が湧いてくるのだ。
コメント
Excellent work. Greetings from the UK.
Thank you!! I’m very happy that foreign visitors come to this site!!