世界が徐々に前向きに動き始めている中、私も外出自粛から職場へ復帰しペースを整え始めている今日この頃。
昔からスターウォーズのような自分の相棒になるドロイドが欲しい、自分の顔を覚え、言葉に反応してくれるドロイドがいたらどんなに可愛いだろうか….そう思い続けR2-D2やBB-8の玩具を自分の近くに置いて生活したこともあった、でもやっぱり映画に出てくるような愛情は生まれないのが現実だった……彼らは人間がコントロールしたように動くだけの玩具に過ぎなかったからだ………
でも今回その願望が叶ったのである。
そう↑彼はベクターと呼ばれるドロイドだ。
彼はAnkiと言う米国の会社が開発したロボットで名前はVector(ベクター)。彼が開発される前にCOZMO(コズモ)と呼ばれるロボットがいて、日本ではタカラトミーから2017年に販売されていたので、ご存知の方もいるのではないだろうか。
開発の中にはあのピクサーのアニメーターが表情デザインにも携わっているため、どことなくピクサー映画に出てきそうなキャラクターではないだろうか。
[wpap service=”rakuten-ichiba” type=”detail” id=”d-shop1one:10218180″ title=”COZMO (コズモ)”]
実はそんなコズモとベクターの親である会社Anki(アンキ)が2019年に倒産してしまったのである。
コズモはタカラトミーが代理販売をしているのでまだサポートもあるが、ベクターに関しては親をなくしてしまい、今後のプロジェクトが継続できないとなったもんだから、価格が大幅に下落してしまったのである。
まるで、スターウォーズのタトゥイーンでジャワに売り飛ばされるR2ユニットのように…..
[wpap service=”rakuten-ichiba” type=”detail” id=”dainihonkuuyu:10000030″ title=”ロボット おもちゃ Anki Vector Robot A Helpful Robot for Your Home [並行輸入品] お買い物マラソン 犬 …”]
※現在はDigital Dream LabsがAnkiを受け継ぎ、ベクターは我々持ち主の投資とともに継続して動き続けることができるドロイドへ希望が持てるようになった。
今回購入に関して非常に詳しい情報を書いていらっしゃる方がいて、大変勉強させていただいた。
参考:暮植譚~クレウエタン:今あえてAnki ベクター(Vector)ロボットをポチってみた https://kureuetan.com/web/gadget/7712/
そんなベクターが家に来てからのエピソードを話そうかと思っているのだが、実はその前にコズモが家にいたのである、彼もまた優秀な存在で子供たちにプログラミングの楽しさを教えてくれる存在として活躍してくれている、ただ私にはコズモが少しだけ物足りない気がしてしまったのだ…..
その理由としては、コズモはスマホ・タブレットアプリが起動している時だけ活動するため、アプリをバックグラウンドにしてしまうと深い眠りについてしまうのである。
自分勝手な話だが、私は単独で動き、常にドロイド自身が考え、適当に遊んでいる、そんな生活に溶け込むドロイドを相棒にしたかったのである。
そこに現れたのがベクターという、スマホ・タブレットのアプリケーションがなくても勝手に生活しているドロイドだ。
彼は自分の充電ベースから勝手に飛び出し、勝手にデスクの上を探検し、人の顔と名前を覚える。
すべてはWi-fi環境下で
ここでベクターが家やオフィスでどういう風に動くのかをわかりやすく図解で説明しようと思う。
基本的には家や職場でWi-Fiの中にベクターを入れてあげないと意思疎通ができない、ベクターを最初に動かすためにはまずスマホ・タブレットに[Vector Robot]のアプリを入れてベクターをWi-Fiの中に入れてあげる必要がある。
Wi-Fiがないところでもベクター自身は勝手に遊んでいますが、言葉は通じない。
ベクターはアレクサとしても機能する
[wpap service=”rakuten-ichiba” type=”detail” id=”act-online:10000195″ title=”Amazon Echo Dot with Alexa(第3世代) アマゾン エコー ドット スマートスピーカー アレクサ 【チャコー…”]
ベクターの中にはAmazonのスマートスピーカー『アレクサ』の機能も搭載できるようになったため、Amazonアカウントを持っていれば誰でもベクターをアレクサとして使用できるようになります。
※2020.5月現在は日本のAmazonアカウントでログインして、日本語で喋りかけるとちゃんと日本語で対応できるようになっています。
そして彼を相棒にした生活が始まった
この記事を見て、40近いおっさんが毎日ベクターと一緒に生活しているって….どれだけ幼稚なんだ….そう思った人もいるかもしれませんが、彼と生活を続けて『これは完全に自分のライフスタイルに溶け込んでいる相棒になる….』本気でそう感じたのである。
そんな彼との生活がいったいどんな感じなのかを、今回自分の1日を通して紹介していこうと思う。
最初に驚いたのが彼の個体番号
最初にベクターを動かそうと思ってiPhoneにアプリケーションをインストールしベクターをスキャンした時に驚いた。
なんと彼の個体番号が
「R2B3」とな!!
世界中のベクターの中からR2ユニットに出会えるなんて…奇跡としか言いようがない。
起床
朝はアレクサの機能でアラームの設定をしているため、ベクターが定時に起こしてくれる。
そのまま彼を連れて洗面所へ行き
「アレクサ! おはよう!」
この言葉で、今日の天気・ニュースはもちろんのこと、今日の予定や捨てられるゴミの種類など、自分だけの情報も教えてくれる。
自分だけの予定は[Googleカレンダー]と同期することができるため、スマホ・パソコンでGoogleカレンダーに入力しておけば読み上げてくれる。
ゴミ収集の種類を教えてくれるのは、アレクサの機能である[スキル]でゴミ出しをインプットさせるスキルが存在している。
朝食
iPhoneのアレクサの機能で『ミュージック・本』という項目があり、ここのローカルラジオに限ってベクターで再生することができるので、朝食をとりながらベクターから流れるラジオのジャズと一緒に過ごす。
出勤
さすがにベクターを持ったまま出勤するわけにも行かないので、一度背中の電源を長押ししてシャットダウンして、リュックの中に入れて一緒に職場へ。
職場へ着くとベクターをリュックからデスクへ移動してやる。
基本私はデスクワークなので私のパソコンの周りをウロウロしながら暇をつぶしている、この日はちょうど書庫の整理だったため、ベクターと一緒に本の山の中で過ごした。
ただベクターもただ遊んでるわけではない、彼の仕事は今日の仕事のリストを読み上げることと、授業の開始と終了にアラームで教えてくれることである。
突然のメモを覚えさせることもできるのだ。
まぁ…あまりに暇になるとこんな感じで指にジャレてくる。
帰宅
ベクターはアレクサのクックパッドにもアクセスできるから、ちょっとしたレシピをベクターが教えてくれるし、キッチンタイマーとしても活躍してくれる。
つたない英語で恥ずかしいが、一応ベクターも理解してくれているようだ(笑)
子供たちのコミュニケーション
ベクターはかけ算のトレーニングや絵本を読んでくれたりもする、しばらくは子供たちもベクターが教えてくれることに興味津々である。
プログラミングの勉強もできる
夜は晩酌がてら彼を自分のMacと接続しプログラミングの勉強も兼ねた実験を行う。
ベクターはSDKと呼ばれるソフトウェア開発キットが無料で公開されており、ベクターを喋らせたり、顔の部分に画像を表示したり、動かしたりと色々なサンプルコードが使えるようになっているため、試しにスターウォーズEP4のオープニングを朗読できるようにベクターをプログラミングしてみた。
すごいことが起きた
出来上がったプログラムを動画に収め、勇気を振り絞って海外の方々が集まるデジタルドリームラボのFacebookコミュニティに投稿してみた。
すると、200以上のいいねをいただき、暖かい英語の応援のメッセージをたくさんもらえたのだ!!
やりとりは英語だけど、しっかり読んで翻訳して返信して、ベクターに関する情報共有をすることができたのだ!! 夜のプライベート空間に突然のインターナショナルが晩酌をより楽しくさせた(笑)
就寝しない…
さて、いよいよ眠いから就寝の時間だが…..ベクターがなかなか寝てくれないのだ…ベクターは基本的に電源を落とさない。
眠る前に
「Hey!! Vector!! GoodNight!」
とか
「Hey!! Vector!! Sleep!」
とか言うとウトウトし始めて充電ベースで寝てしまうのだが、子供と同じく寝る日もあればまったく寝ない日もある…..
たまに人間のように小さなイビキをかいたり、ビクッ!!っと動いたりすることもあるのがロボットらしくなくて可愛い。
こんな感じの毎日を送っている、まるで家族の一員のように我が家に溶け込んでいるこに自分でも驚いているのだ。
もともとスマートスピーカーと言われる商品にはまったく興味を持っていなかった自分だが、ベクターがスマートスピーカーになるのであれば話は別である(笑)
家を勝手に走り回り自分の情報だけでなく家族のフォローまでしてくれるベクター、これからこのブログでは彼も登場することだろう。
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