工作ネタをブログに書くようになって早5年、子供のために何かを作ったり描いたりするようになって8年が経つわけですが、そのたびに思いついたアイデア・構想をメモに残すいわばネタ帳というものが存在している。

何度か書いては、もう一度きれいに書き直したりして、ようやくこのネタ帳に落ち着いてきた、中身を少しだけご紹介。






こんな感じでアイデアを大事に記録し、調べたこと・見てわかったこと・思ったことをなんでもメモにする。

そして材料・参考などをサーマルプリンターでレシートのようにプリントしてメモに追加する。


まさにインディ・ジョーンズのメモか、怪奇ゾーン グラビティフォールズの本のようなモノを勝手に目指している。

きっとこのメモは自分が死んだら息子に受け継がれるのであろうと勝手にそう思っている。
2人のクリエイター
私は小さいときから絵を描いたり、クリエイティブな職業に就きたいと思うようになる影響を与えてくれた憧れの人が2人いる
1人目は角田 誠一さんというトヨタ自動車のデザイナー
2人目は志村 直愛さんという建築史、東北芸術工科大学の教授でもある
実は先日この2人のクリエイターに会う機会があり、たくさんの興味深い話を聞くことができた。
角田クリエイターが教えてくれたトヨタの秘密
トヨタ自動車にはオリジナルのフォントが存在していて、車内に使用されているスピードメーターなどの数字のフォントは人間工学に基づいてデザインされているから、昔からさほどフォントに変化がないという話を聞いて、とんでもない興奮状態に。
自分はグラフィックデザイン的な観点でフォントを学んできたので、スタイリッシュ・読みやすい文章・メリハリなど印象優先でタイポグラフィを扱ってきたが、確かに車はそうもいかない….人の目の動きまで研究し、そして幅広い年齢層でも認識しやすいタイポグラフィをしなくてはいけない、非常に勉強になります。
今携わっている最高にクールなプロジェクトの話、↑この映像のディレクションも彼が手がけている。
非常にカッコよくてわかりやすく、そして未来を感じるワクワクを与えてくれる動画である。 というかe-Paletteという自動運転する車のデザインがめちゃくちゃカッコいい….
元記事:トヨタ自動車、モビリティサービス専用EV“e-Palette Concept”をCESで発表

そしてリアルタイムに10/4のニュースで、このプロジェクトでソフトバンクと提携し「MONET Technologies(モネ・テクノロジーズ)」という合弁会社が発表された。
角田氏が関わるこのプロジェクトで着々と未来が近づいている……朝から興奮気味で角田クリエイターにメッセージを送ってしまった。
志村教授のメモ帳
彼はみなさんも一度は観たことがあるかもしれない番組、あの「本日のホニャララ|世界一受けたい授業」にも登場した志村直愛(シムラ ナオヨシ)教授である。

≫ http://www.ntv.co.jp/sekaju/profile/simuranaoyosi.html
東北芸術工科大学の教授であり建築史でもあるので、私が教える立場として「こんな時志村教授だったらどんな伝え方をするんだろう…」「どんな反応や返し方をするんだろう…..」と考えながら授業をすることもある、クリエイターだけではなく先生としても尊敬している。
そんな志村教授が見せてくれた非常に興味深いモノ「ブログに載せていいよ〜」と言ってくれたので、ありがたく掲載させていただきます。

小さなスケッチブック数冊を見せてくれて、ここにいつも自分の見た建築・看板・町並みなどなどとにかくスケッチと一緒に描き残し、実践して教え子に「書きとめることの大切さ」「ネットの情報だけじゃなく足を運んで見に行くことの大切さ」を教えている。









まずい….掲載しながら興奮してきた….




↑この建物は一瞬でわかった、私も大好きな古民家の建物。 実はこの横の路地を入っていくと息子の学童がある。

戦艦をここまでカッコよくリアルに………脱帽です。。

いかがでしょうか、こんなに楽しいメモ帳が他にあるだろうか….何回も読み返してずっと見ていられる….お願いだから画集を出してほしい。
↑ちなみに志村教授の著作です。
それにしてもこのノートを貸していただいているときからずっと思っていのは、自分のアイデア帳と非常に似ている、なんだろうこの親近感は…..


それもそのはず、実は紹介した2人は私の従兄なのである
もう数十年会っていなかったが、小さい時にたくさん遊んでもらったことをよく覚えている、2人とも当時からどことなく面白い発想をもっている人たちで、なんかこう いつも普通の人とは違うことをし、違うモノを持っている、そんなちょっと面白い兄貴のような印象でした。
志村教授に至っては、私が小さい時同じ敷地に住んでいたこともあり、彼の部屋の壁に膨大な鉄道模型が飾られているのをずっと見ていたり、江ノ電の車庫を一緒に見に行ったり、海岸で拾った貝殻をきれいにコレクションしていたり、砂場でビー玉がきれいに転がる山を作ってくれたり……昔からコレクションすること、何かを描くこと、発見することを純粋に楽しんでいる、そんな彼がすることすべてが
「カッコいい………同じことをやってみたい………」
というものばかりだったのを記憶している、おそらくあのアイデア帳もそんな憧れの潜在意識から生まれたノートなのだろう。
それにしても、こんなクリエイターだらけの親族がいることが嬉しいのと同時に自分もまたクリエイター・先生として恥じぬように生きていきたいモノである。

志村教授と一緒に写真撮ったのに、角田氏と一緒に撮り忘れた…っと思ったら左端に写ってくれている(笑)
今度会ったときは是非3人で楽しい話ができると嬉しい(*^^*)
モノストックブログ、たまにあるローカルネタでした。
コメント
コメント一覧 (2件)
takaya様
す、す、す、す、す、すごいっ!!!
角田さんも、志村さんも存じ上げていましたが、
takayaさんのご親戚だったとは!!!
主人がLexusディーラーに勤めていますので、
角田さんのことは昔から知っておりますし、
志村さんもテレビで拝見して知っておりました。
最初、takayaさんのメモを見て「本にしてもらいたい!」と思いながら
読み進めていると、志村さんのメモ帳??スケッチッブック??も拝見できるなんて。
血筋。
DNA。
そして、小さい頃の体験が、いかに大切かということを再認識しました。
頬杖をついている人の絵を描いたら、『これは鳥ですか?』と言われた私からすると、
見たもの、頭に浮かんだものをそのまま絵にできる人は尊敬いたします!!
絵を描けたらどれだけ楽しいだろう・・・といつも思っています。
Michiko様
ご返信が遅くなってしまい大変申し訳ないです。
まさか二人ともご存知とは(*゚0゚) そして旦那様Lexusディーラーの方とは!! なんだか繋がりを感じて勝手に親近感が湧いています(笑)
小さいときに何を吸収しているかは本人もよくわかっていなかったですが、年を取るとあのときそういえばそういう生活をしてたな〜とか振り返って初めて実感することもありますよね〜
頬杖の人が鳥に見える絵も僕は好きですよ(笑)