オーバープリントって何?

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【オーバープリント】
あるカラーの上にカラーをのせる事をいいます。他の言い方で「ノセ」とも言います。
下地の色が濃い場合、上に乗せたスミ文字との間に白いズレを防ぐことができます。
色の上に色を乗せて隙間を防ぐという技法なので、色の組み合わせによっては、少し深みが出たり色がくすんだりする場合があります。印刷会社の指定や紙質によってはあえてオーバープリントの設定をしない場合もあります。

オーバープリント


上の図はオーバープリントの設定をわかりやすく表現した状態です。下地がC100%・スペルがC80%で上に乗せた状態だと下地のインクの上にスペルが乗り、インクの白い隙間が出ないようになっています。
下の図は実際オーバープリントで印刷した結果になります。

overprint3

下の図はオーバープリントの設定をしないで印刷して、失敗した場合の例です。下地のインクのスペルが乗る部分だけがインクが乗っていないので、版がズレた場合にそこだけ紙の白が出てしまったのです。
オーバープリントなし

DTP現場で良く耳にする・使う用語の解説をしてみます。
あくまで、一般的な使い方や意味を解説したモノなので、デザイン事務所や印刷会社によって多少の解釈の違いがある場合があります。

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