ポートフォリオ8の法則

カテゴリー:デザイナー的生活記事|更新日時:2013 年 3 月 27 日|RSS購読: RSS 2.0


以前【ポートフォリオの法則7】というタイトルでポートフォリオの作り方に関する参考事例などを挙げた記事が非常に評判が良かったので、再編集アップさせて頂きます。

学生のための若しくは転職を考えたデザイナーのための【うまいポートフォリオの作り方】をご紹介させていただこうと思います。作者はデザイナーという視点で学生や中途採用のポートフォリオチェックを何度も審査してきました、その結果やはり見づらいファイル・見やすいファイルは一目瞭然でわかります。

まず最初に知っておいて欲しいこと

まず最初に今からポートフォリオを作りたい・修正したいと思ってこの記事を読んで下さっている方に知って置いて頂きたいことは、良いポートフォリオ制作にマニュアルは存在しないということです。
これは私なりの持論ですが、ポートフォリオ制作は恋愛と少し似ていると思っています、思いを寄せている相手と付き合うために何をすべきかのマニュアルはなく、その人自身が考えて考えて考え抜いた末にその気持ちが相手に伝わって採用?wされるモノだと思うんです。

 

1.ポートフォリオの重要性

ポートフォリオの重要度

クリエイティブな業界では【ポートフォリオ】を参考にその人のスキルや不得意なデザイン得意なデザインを見極める、言わばその人を映したような表現として審査します。会社によって【ポートフォリオ】の重要性は変わってきますが、色々な会社を見た結果次のような結果が得られました。
やはりほとんどのデザイン業界で【ポートフォリオ】という存在は重要なようですね。

 

2.ポートフォリオの役割

1冊の【ポートフォリオ】を仕上げるのに多大な労力と時間を費やして制作しても企業が見る担当者はパラッと捲って4・5秒くらいで見極められてしまうのが現状です。少し厳しいかもしれませんが、みなさんもマンガを読むときは一気に読まれることが多いですよね?人が物を見るときにはそれにかかった労力や時間は気にしない物なのです。大切なのは完成品のクオリティです。

 

3.作成する際の考え方

ポートフォリオの考え方

まず【ポートフォリオ】とは企業の人が見ます、なんのために見るかというとその人自身の個人的な歴史や思い入れなどではありません。どのようなスキルを持っていて、どんなセンスがあるのか、その可能性をもって将来的に活躍してくれそうな要素があるのかどうかを見ています。初対面の人にいきなり自分の生い立ちの話しはしませんよね?まずは自己紹介を相手にわかりやすく伝えることです。

 

4.さぁファイルを制作しよう

【ポートフォリオ】制作は自分で思っているよりも労力や時間を要する物です。なるべく早い段階で取りかかることが重要です。いきなり綺麗な作品を沢山集めるのも困難ですので、自分が入れたい作品や作業工程がしっかり出せる作品などから抜粋していきます。
中に入れても良い物は(制作時のデッサン・ラフスケッチ・制作時にリサーチした資料)です。また作品のコンセプト・制作時間・使用ソフトなども必須です。

そして、一度制作したファイルを徐々にカスタマイズしてゆく方法が好ましいでしょう、作ったら終わりという方法ではなく、ファイルを良い物へ磨き上げてゆく感じで作りましょう。

 

5.ファイルの内容を見やすくするコツ=親切心

ポートフォリオのコツ

人によって様々な表現の仕方があると思いますが、ここでは全体を通してファイル一つが見やすくなるコツを書いていきます。
まず、ポートフォリオ自体を相手に見せるとき、デザイン的にもまとめ方的にも良い方法としてインデックスを作成するという方法があります。本を読むのにまず目次を見ますよね?それと同じ感覚です。ファイルの背表紙部分には自分で差し替えられるポケットがついていますので、その機能を活かし作品のカテゴリーわけを表示しておくのも良いです。
もちろん中の作品にもそのカテゴリーと関連がつくインデックスを表示します。するとプレゼン中にも相手が見たがっている作品をサッと開くことが出来ますね。

また、作品の前後をすぐにできるように、リングファイルにしバインダーのようにすぐに入れ替えが出来る方が賢いですね。

また相手先の企業に行って、担当者の手元に残る小さなポートフォリオダイジェスト版があるとなおよいでしょう。

 

6.ポートフォリオの悪い例

ポートフォリオの良い例を知ることも大事ですが、悪いところも知ってこそより良いファイルが出来るという物です。ここでは評価されずらいポートフォリオの例をご紹介します。
・判断できる内容に達していない
・共同制作の作品ばかり
・作品の質にばらつきがある
・タイトルやコンセプトがない
・外形が汚い
・盗作(プロとしての品性・モラルが疑われます)
・趣味的要素が多く入りすぎている

以上のようなポートフォリオは評価されづらいですね、実際私もいくつかのポートフォリオを見てきましたが上記のような内容が入っているポートフォリオはやはり審査対象としては困難になります。

 

7.プレゼンテーションの武器

さぁ上記のようなコツを踏まえて、いざ企業へ面接をしにいったときあなたはどのようなプレゼンテーションができるでしょうか?
しっかり作品に対してのコンセプトや経緯・熱意などを伝えることができるでしょうか。
どんなに綺麗なポートフォリオを持って行っても、面接官の前にただファイルを差し出すだけでは評価されません。頑張って作った作品を今度はあなたの口で行動で表情で示して説明してください。
過去に私が面接をしてきた中で、やはり口数が少ない、表現力がない、楽しくなさそう、しょうがないからやりました、時間が無くてこれくらいしかありません、などの言葉は数多く聞いてきましたが、正直言ってNGですね。見る側の事を何も意識していないプレゼンテーションになっています。
昔話にも始めがあり山があって終わりがあるように、自分の目的や願望から始まってリサーチをする経緯などを説明し結果的に精一杯やった結果の作品がコレだ!という意気込みで持ってきてくれる子はどんなに会社がNOといっても個人的にはとりたいです。

それくらい、口で説明するのはインパクトがあると言うことです、ポートフォリオはあくまで武器の一つに過ぎないのです、結果的にはポートフォリオとあなたの人間性が相乗効果を起こし、相手に好印象を与えることができるのです。

8.こういうケースがあってもいい=再チャレンジ・熱意

私がよくデザイナー同士の話の中で出てくるのは、『こういう作品・企画がやりたかったけど失敗してこうなってしまった、でも本当はこういう事がしたかったんだ。』という面接に遭遇したことがないよね〜、面接っていつの時代も失敗が許されない様な空気になってしまってるけど、それが故に失敗した事例などを挙げると良くないのではないかと思われがちです。
でもこれは失敗ではなく、チャレンジ+熱意の表れでもあるから自信を持って発言して貰いたいものです。

如何でしたでしょうか?ポートフォリオを作成する時の助けになる事は見つかりましたか?これからが就活の正面場になりますね、みなさんもはりきってポートフォリオを制作してください!

※この記事は2013年3月27日に投稿されたストックになります、リンク先が期限切れになっている場合もあります、予めご了承ください。

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